藤井こんにちは!Webデザインが得意なマーケターの藤井です!
三重県で観光施設や宿泊、飲食、小売などに関わる方からすると、
- SNSは更新している
- Webサイトにも施設情報は載せている
- Googleマップにも登録している
という状態は珍しくないと思います。それでも、
- 投稿を見た人が実際に訪れたのか?
- 周辺を回遊したのか?
- 商品を購入したのか?
- 次の来訪につながったのか?
が見えにくい。そんなお悩みはないでしょうか。
このとき、発信量だけを増やしても問題が解消するとは限りません。原因は、媒体ごとの情報が独立し、来訪者の「次に何をすればよいか」が途切れていることにあるかもしれません。
弊社の考え
デザインは見た目を整える作業だけではなく、相手の行動を支える設計
観光PRも同じです。写真や文章の魅力はもちろん大切ですが、
- 誰に何を見せるか
- どう見せるか
- 来訪・回遊・購買・再訪へどうつなげるか
まで考えてこそ、発信が役割を持ちます。
この記事では、三重県の地域・観光事業者に向けて、SNS、Webサイト、Googleマップ、現地案内を「来訪前・滞在中・来訪後」の流れで整理する方法を解説します。
三重県の観光地PRは「来訪前・滞在中・来訪後」をつなぐのが第一歩
観光PRの第一歩は、来訪前・滞在中・来訪後ごとに、来訪者の疑問、接点、次の行動を一本の導線として整理することです。


SNS、Webサイト、地図、現地案内は、単体の完成度だけでなく、互いの役割がつながっているかを確認しましょう。
確認したいポイント
1、来訪前:「どんな場所なのか」「自分に合うのか」「どう行くのか」を知りたい
2、滞在中:「入口はどこか」「次にどこへ行くか」「何を体験・購入できるか」が必要
3、来訪後:旅を思い出したり、誰かに共有したり、別の季節にもう一度訪れたりする理由が必要
まずは表計算ソフトや紙に、次の3項目を書き出してください。
1. その場面で来訪者が抱く疑問
2. 疑問に答える接点
3. 接点を見た後に取ってほしい行動
1、来訪前:
「伊勢神宮に駐車場はあるか?」という疑問に、WebサイトのアクセスページやGoogle上のビジネス情報で答え、経路確認へつなげる
↓
2、滞在中:「伊勢神宮の近くに立ち寄れる場所はあるか?」という疑問に、紙マップや現地サインで答え、周辺施設への回遊につなげる
手順1|誰の、どの行動を増やすか決める
広いターゲットを「来訪の目的と不安」で絞る
「県外の観光客」「家族連れ」だけでは、必要な情報を判断しにくいものです。同じ家族連れでも、初めて三重県を訪れる人と、何度も訪れている人では、知りたいことが全然違います。
「1泊2日で伊勢神宮と鳥羽・志摩を効率よく回りたい子育て世帯」という前提を立てる
↓
伊勢から鳥羽・志摩への移動時間、駐車場、食事場所、子ども向け施設、雨天時の代替プランなど、必要な情報が具体化します。
観光資源の魅力をすべて伝えようとすると、かえって相手が自分向けの情報を見つけにくくなります。一つの記事、一つのページ、一つの投稿では、「どの目的の人に、どの不安を解消してもらうか」を絞るのが実務的です。
目標をフォロワー数だけで判断しない
フォロワー数や表示回数は、発信の広がりを見る参考になります。ただし、観光PRの目的が来訪や回遊なら、それだけで良し悪しを決めるのは難しいでしょう。
弊社では、目標を行動の段階で分けることをおすすめしています。
1、来訪前
施設名の検索、アクセスページの閲覧、経路の確認、予約ページへの移動。
2、滞在中
なら、案内用QRの利用、周辺施設ページの閲覧、体験や商品の選択。来訪後なら、公式情報への再訪、次の季節の情報閲覧、問い合わせや再予約などです。
すべてを一度に測る必要はありません。まず「今月はアクセスページへの移動を分かりやすくする」「現地では次の立ち寄り先を選べる状態にする」など、優先行動を一つ決めます。
チーム内で同じ言葉を使えるようになると、写真、文章、ページ、案内物の判断軸もそろいます。
手順2|SNS・Web・Googleマップの役割を分け、次の行動を明示する


SNSは知るきっかけと、興味別の入口にする
SNSは、まだ施設名や地域名を検索していない人にも、風景、体験、人、商品などを通して興味を持ってもらえる接点です。ここで全部を説明しようとせず、「誰にとって、どんな時間になるのか」を一つ伝え、詳しい情報へ進める入口にします。
投稿の最後には、見た人に取ってほしい行動を明確にします。
- 詳しい営業情報は公式サイトへ
- モデルコースはプロフィールのリンクへ
など、次の一歩を一つに絞ると迷いにくくなります。逆に、複数のリンクやお願いを詰め込むと、どれも選ばれない可能性があります。


Webサイトは比較と不安解消の拠点にする
Webサイトでは、SNSだけでは伝えきれない判断材料を整理します。どんな体験ができるかだけでなく、
- 対象者
- アクセス
- 利用方法
- 営業情報
- 予約の要否
- よくある質問
など、来訪を検討する人が立ち止まりやすいポイントに答えます。またページを作るときは、運営側の分類だけで構成しないことも大切です。
- 施設案内
- 事業紹介
というメニュー名だけではなく、来訪者が使う言葉で
- 初めての方へ
- アクセス
- 周辺の楽しみ方
のような入口を用意すると、目的の情報を探しやすくなります。
また、ページの末尾を情報の行き止まりにしないでください。アクセスを確認した人には経路確認、体験内容を読んだ人には予約や営業情報、施設を知った人には周辺の立ち寄り先というように、文脈に合う次行動を置きます。
Googleマップ等の地図情報は「行けるか」「迷わないか」に答える
地図情報は、興味を持った人が実際に行けるかを判断し、現地付近で迷わないための重要な接点です。Googleの公式ヘルプでは、確認済みのGoogleビジネスプロフィールについて、住所、営業時間、連絡先、写真などを編集できると案内されています。
※編集可能な項目や表示は業種、地域、端末などで異なる場合があるため、運用時点の公式情報を確認してください。
- 名称
- 住所
- 営業時間
- 連絡先
- Webサイト上の案内
に食い違いがないかを点検しましょう。
媒体間の不一致をなくし、次行動を一つ置く
SNS、Webサイト、地図情報を並べ、
- 名称
- 住所
- 営業情報
- 問い合わせ先
- 予約方法
を横断して確認してください。そして各媒体について「これを見た人に、次は何をしてほしいか」を一文で書きます。
この作業をすると、投稿は多いのにアクセス情報へ進めない、Webサイトには詳しく書いてあるのに地図から見つけにくい、といった分断を見つけやすくなります。
手順3|現地の案内で回遊・購買を止めない
来訪してもらえたらPRは完了、ではありません。現地で「次に何ができるか」が分からなければ、その場所だけを見て帰ることになります。地域全体への回遊や購買につなげたいなら、現地の情報設計が欠かせません。


現地案内の使い分けの例
1、サイン:曲がり角や入口
2、紙マップ:選択肢が多い周辺情報
3、Webページ、QRコード:更新頻度の高い詳細情報
4、スタッフの案内:個別の相談
周辺の立ち寄り先を紹介するときは、名称と写真だけでなく、
- ここからどれくらいの移動が必要か
- どんな人や目的に合うか
- 営業状況はどこで確認できるか
といった、次を選ぶ情報が必要です。
回遊を地域全体で考えるなら、自施設だけの発信で完結させず、周辺事業者との相互導線も検討できます。「次に寄れる場所」として紹介し合うときは、
- 掲載内容
- リンク先
- 更新連絡の方法
を合意しておくと、古い情報が残るリスクを抑えられます。
手順4|来訪後の共有・購買・再訪を設計する
来訪後は、発信者から離れてしまいやすい段階です。しかし、旅の記憶が残っているときに公式情報へ戻れる接点があれば、共有、商品購入、別の季節の再訪を検討してもらいやすくなります。
1、共有の設計
写真投稿を促す場合も、投稿のお願いだけで終わらせず、公式サイトや次回の情報へ戻れる道を残す
2、購買の設計
持ち帰り用の案内、購入商品に同梱するカード、来訪後に見返せるページなど、事業や運用体制に合う接点を作る
3、再訪の設計
季節によって変わる風景、体験、商品、過ごし方など、初回とは異なる価値を具体的に整理する
※実施時期や提供内容が変動するものは、更新元を明確にしておきましょう。
改善するときは、手元にあるデータから一つの仮説を立てます。
1、SNSからアクセスページへの移動が少ない
↓
投稿内の案内やリンク先を見直す
2、現地のQRは使われているのに周辺ページが読まれていない
↓
ページ冒頭の選択肢を整理する。
データを集めること自体を目的にせず、次に直す場所を一つ決めるために使います。
小さく始めるための観光PR導線チェックリスト
最後に、現在の発信を見直すための8項目をまとめます。
- 誰のどの行動を増やしたいか、1文で説明できるか
- 来訪前・滞在中・来訪後の疑問と接点を一覧にしたか
- SNS、Webサイト、地図、現地案内の基本情報は一致しているか
- 各媒体に、文脈に合った次行動が一つ以上あるか
- 現地で次の立ち寄り先を選ぶための情報があるか
- 来訪後に公式情報へ戻れる接点があるか
- 変動する情報の確認元、更新担当、確認タイミングが決まっているか
- 数値を見た後、次に修正する箇所を一つ決めているか
まずは来訪者になったつもりで、自分たちのSNSからWebサイト、地図、現地案内までをたどり、最初に止まる場所を探してください。そこを一つ直すだけでも、次の改善点が見えやすくなります。
まとめ
三重県の観光地PRを来訪・回遊・購買・再訪へつなげるには、発信量を増やす前に、既存の接点と次行動をつなぐことが大切です。
1、来訪前
興味を持った人が比較し、不安を解消し、経路を確認できる状態を作る。滞在中には、迷わず動き、周辺の選択肢を見つけられる状態を作る。
2、来訪後
公式情報へ戻り、共有や購買、別の季節の再訪を考えられる状態を作る。この3段階を一枚にまとめると、SNS、Webサイト、Googleマップ、現地案内に何を任せるべきかが明確になります。
誰のどの行動を増やすかを一つ決め、情報が途切れている場所から改善していきましょう。
WebデザインとWebマーケティングを一気通貫で見直したい方、地域のデジタル集客にお困りの方は、f design officeへお気軽にご相談ください。
参考・参照URL
- Google Business Profile Help「Edit your Business Profile」https://support.google.com/business/answer/3039617?hl=ja
- Google Business Profile Help「Understand Google updates on your Business Profile」https://support.google.com/business/answer/3480441?hl=ja



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