藤井こんにちは!Webデザインが得意なマーケターの藤井です!
「SEO内部対策をやりましょう」と言われて、正直よく分からない。
制作会社や外注先から出てくる「内部対策」という言葉は、記事を書く「コンテンツSEO」とどう違うのか、直す項目が複数あってどこから手をつければいいのか、判断に迷う方が多いです。
私はf design officeでWebデザインとWebマーケティングを一気通貫で見ていますが、内部対策の相談を受けるとき、実はほとんどの方が「検索順位を上げるための作業リスト」としてしか内部対策を捉えていません。
ですが内部対策の本質は、検索エンジンのためだけでなく、訪れた人が迷わず情報を見つけて、問い合わせや購入まで進むための土台を整えることです。
この記事では、効果が出やすい順に優先順位をつけて、内部対策の始め方を整理します。
SEO内部対策とは?コンテンツSEOとの違いをまず整理する
SEO内部対策とは
サイト構造・表示速度・見出し構造・内部リンク・メタ情報など、検索エンジンと訪問者の両方に「情報を見つけやすくする」ための技術的な改善のことです。
ページの中身(コンテンツ)を書き足すのではなく、すでにあるページやサイト全体の「作り」を整える作業だとイメージしてください。
一方でコンテンツSEOは、
- 新しい記事を書く
- 既存記事の情報量を増やす
などで検索ニーズに応える情報を増やす対策です。
よく「記事をたくさん書けばSEOになる」と思われがちですが、これはコンテンツSEOの話であり、内部対策とは別の工程です。
この2つは対立するものではなく、内部対策が整っていないとコンテンツSEOの効果も出にくい、という関係にあります。せっかく良い記事を書いても、サイトの表示が遅かったり、見出しの階層が崩れていたりすると、検索エンジンにも訪問者にも正しく評価されません。


- 内部対策で土台を整える
- その上にコンテンツSEOを積み上げる
という順番で考えると分かりやすいです。
効果が出やすい順に見る5つの内部対策


内部対策には複数の項目がありますが、すべてを同時に直すのは現実的ではありません。私は相談を受けるとき、次の優先順位で確認するようにお伝えしています。
1. 表示速度
ページが表示されるまでの時間です。表示が遅いと、検索エンジンからの評価だけでなく、訪問者がページを開いた瞬間に離脱してしまう原因になります。画像の容量が大きすぎないか、余計な装飾スクリプトが読み込まれていないかを、まず確認してください。
2. 見出し構造(hタグの階層)
h1・h2・h3という見出しタグが、本の目次のように正しい順序で使われているかです。見出しが整理されていないと、検索エンジンもページの内容を把握しにくくなりますし、訪問者も知りたい情報がどこにあるか探しづらくなります。認知負荷(情報を理解するために頭を使う負担)の考え方にも関わる部分で、後ほどH2-3で触れます。
3. 内部リンク
サイト内の関連ページ同士をつなぐリンクです。関連する記事やサービスページへ自然にリンクがつながっていると、検索エンジンにテーマの専門性が伝わりやすくなり、訪問者も知りたい情報へ次々と進めます。たとえば当ブログでは、ヒートマップとは?御社のWebサイトを無料で分析可能のように、内部対策の効果をその後どう確認するかにつながる記事へリンクをつなげています。
4. メタ情報(タイトル・ディスクリプション)
検索結果に表示されるタイトルと説明文です。ここが内容とずれていたり、キーワードが入っていなかったりすると、検索結果に表示されても興味を持ってもらえず、クリックされません。
5. モバイル表示
スマートフォンで見たときに、文字が読みやすいか、ボタンが押しやすいかです。多くの業種でスマートフォンからの訪問が中心になっているため、パソコンでの見た目だけを確認して終わらせないようにしてください。
この順番で確認すると、比較的少ない工数で成果につながりやすいというのが、これまで内部対策の相談を受けてきた実感です。ただし業種やサイトの状態によって前後することもあるので、あくまで「最初に見るべき目安」として捉えてください。
内部対策をしても成果が出ないときに見落としがちな原因
ここまでの5項目を直したのに、検索順位は上がったけれど問い合わせが増えない、という相談もよくいただきます。この場合、内部対策そのものは正しくできていても、「その先の導線」が整っていないことが多いです。
具体的には、
- ページにたどり着いた後、どこに問い合わせボタンがあるのか分かりにくい
- フォームの入力項目が多すぎる
- 実績や運営者情報が見当たらず信頼できるか判断できない
といった状態です。
検索順位を上げることと、訪問者に行動してもらうことは、別の設計が必要になります。


心理学×デザインの視点
人は一度に処理できる情報量に限りがあり、選択肢や情報が多すぎると、逆に「決められない」「読むのをやめる」という行動を取りやすくなります。これを認知負荷と呼びます。見出し構造を整えることは、検索エンジン向けの対策であると同時に、訪問者が迷わず視線を動かし、情報を追えるようにする設計でもあります。
認知負荷や情報設計の考え方については、以前認知負荷とは?Webサイトで迷わせない情報設計の5つの改善ポイントでも詳しく取り上げています。


つまり内部対策とCVR(問い合わせや成約につながる率)改善は、地続きの関係にあります。
順位が上がったのに成果が出ない場合は、内部対策の項目だけでなく、ページに来た人がどう動くかという導線も合わせて見直す必要があります。
内部対策を社内で見直すか、依頼するかの判断基準
ここまで読んで、自分たちでどこまで対応できるか気になった方もいると思います。私は次のように範囲を分けて考えることをお勧めしています。


自分たちで確認できる範囲は、表示速度やモバイル表示の目視確認、見出し構造がおおまかに整っているかのチェックです。実際にスマートフォンでサイトを開いて、文字が読めるか、ボタンが押しやすいかを確認するだけでも、多くの問題は見つかります。
一方で、専門的な調整が必要な範囲は、サイト構造全体の設計変更や、大規模な内部リンクの再設計です。ページ数が多いサイトや、カテゴリー構造が複雑なサイトほど、どこをどう直すと効果が出るかの見立てが難しくなります。
判断に迷う場合は、Webデザインだけ、あるいはSEOだけを個別に見る相談先ではなく、サイト構造・情報設計とCVR改善を同時に扱える相談先に確認するという視点を持っておくと、優先順位を間違えにくくなります。誰に向けてどのページを見せているかが分かっている状態で内部対策を直すのと、そうでない状態で直すのとでは、同じ作業でも成果につながりやすさが変わってきます。
CVRの考え方の土台になるペルソナ設計については、失敗しないペルソナの作り方|Webサイトの訴求とCVR改善に使う5ステップでも解説しています。


まとめ
SEO内部対策は、検索順位を上げるためだけの作業ではなく、訪問者が迷わず問い合わせまで進める土台を整える設計です。
- 表示速度
- 見出し構造
- 内部リンク
- メタ情報
- モバイル対応
という優先順位に沿って、まずは自分の目で1つずつ確認してみてください。そして順位が上がった後は、そのページから問い合わせや成約までの導線が整っているかも、合わせて見直すことをお勧めします。
デザインの良し悪しは、感覚ではなく確認できるポイントで決まります。公開前のセルフチェックに、下の特典をぜひ活用してください。
f design officeでは、WebデザインとWebマーケティングを一気通貫で行い、クリック率やCVR(成約率)の改善まで伴走しています。実際の改善事例はこちらの記事で公開しています。
参考・参照URL
- Understanding page experience in Google Search results|Google Search Central(表示速度・モバイルフレンドリーなどページエクスペリエンスに関する公式ガイドライン)
- Influencing Title Links in Google Search|Google Search Central(検索結果に表示されるタイトルの決まり方に関する公式ガイドライン)
- SEO Starter Guide: The Basics|Google Search Central(サイト構造・内部リンクの基本方針に関する公式ガイドライン)



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