藤井f design office代表 藤井
デザインが得意なWebマーケター
実務案件は4年で300件以上
現Webデザインスクール講師、元塾講師
1.はじめに
「目立つ色を使ってバナーを作ったら、なぜか文字が読みづらい…」
「LPのデザインを外注したら、閲覧時に目がチカチカする…」
それは「ハレーション」という現象が起きている可能性が高いです。


デザインにおけるハレーションは、ユーザーに視覚的なストレスを与え、
という、ビジネスにおける致命的な機会損失につながる重大なミスです。
この記事では、Web制作の現場でプロが意識している「ハレーション」の正体と、
それを回避して見やすく、伝わるデザインにするための具体的なテクニックを完全解説します。
2.デザインにおけるハレーションの原因とデメリット
まずは言葉の定義から整理しましょう。
デザインの現場で使われるハレーションとは、彩度(鮮やかさ)の高い色同士を組み合わせた際に、
境界線がぼやけたり、不快なチラつき(=フリッカー)を感じたりする現象のことです。


原因は「明度差」の欠如
なぜ、特定の色の組み合わせで目がチカチカするのでしょうか?
専門的には「リープマン効果」とも関連しますが、
最大の原因は「明度(明るさ)」の差がなさすぎることにあります。
人間の目は、色味(赤か青か)の違いよりも、
明るさ(明るいか暗いか)の違いで物体の境界線を認識する性質を持っています。
そのため、彩度が高い色同士であっても、明るさが同じレベルだと、
脳が境界線をうまく処理できず、視覚的な振動として認識してしまうのです。
ユーザーへのストレス(目が疲れて直帰される)
ハレーションを起こしている配色は、視覚的に目に負担をかけます。
長時間見ていると目が疲れるため、Webサイト全体がそのような配色だと、
ユーザーは無意識に「このページを閉じたい」と感じます。
これは直帰率(ページを見てすぐ帰ってしまう率)の上昇や、
滞在時間の低下に直結します。
3.ハレーションが起きやすい色の組み合わせ
具体的にどのような組み合わせがNGなのでしょうか。
代表的な例を挙げます。
ビビッドな色同士の組み合わせ


これらは色が激しく主張し合い、境界線がギラギラと光って見えてしまいます。
※目によくないので凝視は避けてください。
補色(反対色)を使う際の落とし穴
色相環の反対側に位置する補色は、インパクトを出したい時によく使われます。
例:黄色と紫、オレンジと青など
しかし、お互いの彩度(鮮やかさ)がMAXの状態で隣り合わせると、
強烈なハレーションが発生します。


4.ハレーションを防ぐ!今すぐできる対策テクニック
対策1:明度差をつける
これが最も基本的かつ効果的な解決策です。
色の「明るさ(=明度)」に差をつけることで、ハレーションは劇的に解消されます。


対策2:セパレーションを入れる / 袋文字を使う
色の間に「無彩色(白・黒・グレー)」の境界線を入れるテクニックです。
これをデザイン用語でセパレーション(分離)と呼びます。
また文字に境界線をつけることを袋文字といい、
こちらもハレーションを緩和する手段になり得ます。


まとめ:配色の基本を押さえて「見やすいデザイン」を目指そう
デザインにおいて「目立つこと」は大切ですが、
それ以上にユーザーにストレスを与えないことが大前提になります。
この3つの基本を意識するだけで、あなたの作る制作物はストレスを与えることなく、
情報収集しやすいデザインになります。
ぜひ次回の制作から、このチェックポイントを取り入れてみてください。



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