藤井f design office代表 藤井
デザインが得意なWebマーケター
実務案件は4年で300件以上
現Webデザインスクール講師、元塾講師
広告を出して、最初はこんな調整をしますよね。
- ターゲットの絞り込み
- 予算の振り分け
- 入札の調整(=広告費の競り方)
- 広告文の書き直し
でも、これを一通りやり切ると、だんだん成果が伸びなくなってきます。
なぜでしょうか?
実は、広告を「クリックするかどうか」の判断は、ほぼ一瞬で決まります。
その判断を左右するのが以下のような要素です。
- 画像
- 色
- レイアウト
- キャッチコピーの見せ方
つまり、運用の設定をどれだけ整えても、見た目(クリエイティブ)が弱いと限界があるんです。
だからこそ多くの企業がバナーやランディングページのデザインを見直すという打ち手に進んでいきます。
チェックの順番は数値、次にデザイン(クリエイティブ)
1、まずは数値をチェック
まずは以下の数値を最優先でチェックしましょう。
- クリック率(CTR)が低い:広告の第一印象が弱い。ボタンやリンクが見えにくい可能性あり
※CTR=広告が表示された回数のうち、クリックされた割合のこと - 成約率(CVR)が低い:広告とLPの内容がズレている、信頼感が足りない可能性あり
※CVR=ページに来た人のうち、購入や問い合わせに至った割合のこと - すぐ離脱している:ページの最初の画面(ファーストビュー)に問題がある可能性あり
2、次にデザインをチェック
デザインをリニューアルする際は、どの要素がどの数字に効いているかを仮説で考えるのが大事です。
改善するときは、
- 変更した箇所
- 期待した効果
- 実際の結果
の3つをセットで記録しておきましょう。
次の施策に活きます。


デザイン×マーケティング成功事例5選(Before/Afterで見る改善の型)
ABテスト(A案とB案を比較する実験)やヒートマップ(どこがクリックされているかを色で可視化するツール)で自社に合うか検証してみてください。
※業種・商品・流入経路によって結果は変わります。
事例① ボタン(CTA)まわりを変えてクリック率が改善したケース
Before:ボタンが周囲の色と溶け込んでいて、一目で「押せるボタン」と気づけない。
文章も「お申し込みはこちら」のような会社都合の言葉が先行していた。
After:ボタン周辺に余白をとって目立たせ、色のコントラストをはっきりさせた。
文章は「○○ができるようになる」「○○がわかる」など、読んだ人がどうなるかを先に伝えるように変更。
考えられる効果:バナーや一覧ページでクリック率の改善が出やすい。


事例② ファーストビュー(最初に見える画面)を組み替えてCVRが伸びたケース
Before:装飾や写真が目立ちすぎて、「誰向けのページか」「何が得られるのか」が最初の3秒で伝わらない。
After:「見出し+一文の価値提示+実績・数字」をファーストビューにまとめた。
装飾は引き立て役に徹して、情報の邪魔をしない配置に。
考えられる効果:広告からの離脱が減り、CVRの改善とセットで出やすい。
事例③ 情報の並び順・見出しの整理で離脱が減ったケース
Before:各セクションがほぼ同じ見た目で並んでいて、スクロールしても「決め手となる情報」に辿り着けない。
After:見た人がどの順番で判断するかを考えて並べ替えた。
見出しの大きさ(H2/H3)も統一して、段落の余白で読みやすさを確保。
考えられる効果:スクロールが深くなり、フォームまでたどり着く人が増える傾向あり。


事例④ 色の使いすぎを整理して、見やすくなったケース
Before:色が多くて「どれが大事な情報か」が一瞬でわからない。アクセントカラーがあちこちに散らばっていた。
After:アクセントカラーを1〜2色に絞り、ボタン・リンク・重要な数字だけに使うようにした。
背景のノイズも減らしてすっきりさせた。
考えられる効果:見るストレスが減ることで、クリック率・成約率の両方に効くことがある。
事例⑤ スマホ向けのレイアウトに直して、ページを開いてすぐの行動が変わったケース
Before:PCサイズで作ったレイアウトをそのままスマホで見ると、文字が折り返され、
タップするボタンが小さすぎる状態に。


After:縦スクロールで情報が流れるように単純化。
タップしやすいボタンサイズを確保し、画面下部に固定のCTAボタンを置くかどうかも検証した。
考えられる効果:スマホからのクリック率・フォーム完了率が改善しやすい。
「もっと目立たせて」を、具体的な指示に変えるステップ
デザイナーに依頼するとき、ふわっとした言葉だと伝わりにくいです。
こんな順番で整理するとスムーズです。
- 目的を一文で:「購入ボタンまでたどり着いてほしい」「商品の信頼感を先に伝えたい」など
- 見ている人の状態:「広告からの流入」「価格に不安がある人」など
- 変える要素を一つに絞る:色なのか、コピーなのか、写真なのか
- 成功の基準を決める:クリック率なのか、スクロール率なのか、問い合わせ数なのか
ABテスト前にそろえておきたい素材
- 今の画面のスクショと、修正できるデザインデータ
- NG事項(使えない表現・入れたい実績など)
- 配信する場所のサイズと、文字数の上限
FAQ
- デザイン理論を勉強しなくても改善できますか?
-
最初は「どの画面要素が、どの数字に関係するか」だけわかれば十分です。
色理論やフォントの話より、「クリック率を上げたいのか、成約率を上げたいのか」を先に決めましょう。 - Before/Afterはどこまで作ればテストできますか?
-
変更は1要素ずつが理想です。
色・配置・コピーを一度に全部変えると、「何が効いたのか」がわからなくなります。 - Before/Afterはどこまで作ればテストできますか?
-
変更は1要素ずつが理想です。
色・配置・コピーを一度に全部変えると、「何が効いたのか」がわからなくなります。 - 社内にデザイナーがいない場合は?
-
「ラフなイメージ図+文章指示+参考URL+NGの例」をセットで渡すと、
外注先との認識のズレが減ります。このチェックリストを依頼書に添付するのもおすすめです。 - BtoBでも同じ考え方でよいですか?
-
基本は同じです。ただし検討期間が長い商品の場合は、「実績の見せ方」や「資料請求への導線設計」がより重要になります。
まとめ|デザインはセンスではなく数値を動かすロジック
今回紹介した5つのパターンは、デザインを感覚ではなく成果の仮説として扱うための型です。
必要なのは難しい理論ではなく、「変えた箇所・期待した数字・結果」を記録していく習慣です。
- まずチェックリストで現状を確認する
- 仮説を一つに絞ってABテストやヒートマップで検証する
このループに入れると、デザインは「なんとなくいい感じ」ではなく、
再現できる武器になっていきます。
最後まで読んでいただいた方には無料の特典で、
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