初心者でもできる3C分析のやり方|目的と「勝てる戦略」の立て方を解説

Webマーケティング
藤井
藤井

f design office代表 藤井
Webデザイナー(4年)、Webマーケター(1年)、物販セラー(5年)
実務案件は4年で300件以上対応
Webデザインスクール講師、元塾講師

この記事は約8分で読むことができます。

Webサイトをリニューアルしたのに、「問い合わせ」が増えない。
その原因はデザインではなく、 勝てる戦略がないことです。そしてこの戦略を作るのが「3C分析」。

この記事では、難しい専門用語を避けて、Web集客に直結する3C分析を3ステップで解説します。さらに、埋めるだけで制作会社に渡せる依頼シートのテンプレも最後に用意しました。

最後までご覧いただきお役に立ててください。


1、3C分析とはデザインの前に必要な設計図

3C分析とは、以下の3つの視点からビジネス環境を整理するフレームワークです。

  • Customer(市場・顧客): お客さんは何を求めているか?
  • Competitor(競合): ライバルはどんな強みを持っているか?
  • Company(自社): 自社には何ができるか?
3C分析

この分析を行う目的は、単に情報を埋めることではありません。 「競合が提供できておらず、顧客が求めていて、自社なら提供できる場所(KSF:成功要因)」を見つけること、つまり、「戦わずして勝てる場所」を探すために行います。

この設計図がないまま制作会社に「いい感じでお願いします」と頼んでしまうと、見た目は綺麗でも「誰にも刺さらないサイト」が出来上がってしまいます。

 多くの失敗原因は「思い込みや願望」で作ること

特に中小企業のWeb制作で陥りがちなのが、「願望3C」の罠です。

  • 「うちは技術力があるから売れるはずだ」(=自社の過大評価
  • 「ライバルは近所の〇〇店だ」(=競合の設定ミス
  • 「地域の人全員に来てほしい」(=広すぎるターゲットの設定)

残念ながら、Webの世界はシビアです。ユーザーは「技術」そのものではなく、その技術が「自分の悩みをどう解決してくれるか」しか見ていません

このような「思い込み」と「顧客のリアル」のズレを修正する作業こそが、3C分析の本質です。


2、実例 | 3C分析で「Webデザイン」はこう変わる

ここでは、ある地方のリフォーム会社「鈴木建装」をモデルに、分析の有無でどうデザインが変わるかを見てみましょう。

 課題: 技術には自信があるが、下請け仕事ばかりで利益率が低い。Webで直接客を集めたい。
 社長の強み認識: 「創業50年の信頼」、「地域密着」をイメージさせる画像を使う。

 Before | 分析なしで作った「失敗デザイン」

Before | 分析なしで作った「失敗デザイン」

月の問い合わせ 0〜1件。
このサイトの何がダメなのか?

  • 差別化が弱い: 「地域密着」はどの競合でも言えるため具体的な差別化になりません。
  • ターゲットが不明確: 「窓・サッシのことなら」と言われても、緊急で困っている人以外には響きません。また緊急用の電話が繋がる動線もありません。
  • 画像が謎: どんなサービスをしてくれるのかもいまいちわからないのが残念です。

CVが取れないことから、代表の鈴木社長がお困りのご様子で
弊社にご相談をいただきました。

 弊社リサーチ結果の要約
 Customer(顧客): 「窓の結露」や「カビ」に深刻に悩んでいる家庭が2020年より増加。
 Competitor(競合): 大手ホームセンター。安いが知識が浅く相談しづらい
 Company(自社): 壁を壊さず1日で窓を交換する「カバー工法」の技術がある。

この分析結果をデザインに落とし込むと、こう変わります。

 After | 3C分析から導き出した「勝てるデザイン」

After | 3C分析から導き出した「勝てるデザイン」

月の問い合わせ 5件そのうち見積3件
このサイトだとなぜ売れるのか?

  • ターゲットが明確: 「結露」「カビ」に悩む人にピンポイントで刺さる
  • 無料相談: 専門性と信頼感を武器に無料相談を実施。
  • ベネフィット: 「創業50年(=特徴)」ではなく「1日で工事が済む(=ベネフィット)」を伝達。

3、初心者でもできる「3C分析」のやり方

では、具体的にどうやって分析を進めればいいのでしょうか? 机上の空論ではなく、「Web制作に活かすための実践的な手順」を4ステップで解説します。

 ステップ1. Customer(顧客):本音や悩みを探る

まず、「誰に売りたいか」を決めますが、「20代〜60代の男女」のような広い設定はNGです。
「たった一人の具体的な悩み」まで絞り込みます。

Customer(顧客):本音や悩みを探る

【実践テクニック】
顧客の本音を知るには以下のツールが便利です。

  • Yahoo!知恵袋
  • Googleサジェスト(検索窓の予測候補)
  • Google Search Console

Yahoo!知恵袋は匿名での投稿が可能なので、本音や悩みを拾いやすい場所だと言えます。
またGoogleサジェストでは、「窓 リフォーム」と検索すると、「結露 ひどい」「内窓 効果なし」といった言葉が出てきます。これが顧客のリアルな悩みです。

 ステップ2. Competitor(競合):ライバルは「近所の店」だけではない

Webで集客する場合、競合は「近所の同業者」ではありません。
狙ったキーワードで検索した時に、上位表示されるサイト」を競合としてリサーチします。

Competitor(競合):ライバルは「近所の店」だけではない

【見るべきポイント】
上位5社〜10社のサイトを見て、以下をチェックしてください。

  • 誰に向けて書いているか?(ターゲット)
  • どんなサービスなのか?(特徴や価格は?)
  • 強みは何と言っているか?(価格? 品質? スピード?)

 ステップ3. Company(自社):選ばれる理由を「言語化」する

競合の状況が見えたら、自社を見つめ直します。
ここで重要なのは、「競合の施策」に対して「自社なら何ができるか」という視点です。

Company(自社):選ばれる理由を「言語化」する
  • 競合:地域でお困りの方 → 自社:「結露」「カビ」に悩む人
  • 競合:安いけど、対応が事務的 → 自社:少し高いけど、社長が直接ヒアリングして提案
  • 競合:商品は多いけど、知識が少ない → 自社:プロが厳選した3プランのみ提案する

「すごい技術」である必要はありません。
「競合がやっていない、顧客が喜ぶこと」が最強の強みになります。


4、テンプレート配布 | 自社の強みを見つける「Web制作依頼シート」

「頭ではわかったけれど、実際に白紙から作るのは大変…」 そう思われる方のために、埋めるだけで3C分析が完成し、そのまま制作会社への依頼書としても使えるテンプレートを作成しました。

LINE登録特典

このシートを使うメリットは以下の通りです。

  1. 自社の「本当の強み」が整理される。
  2. 制作会社との打ち合わせ時間が半分になる。
  3. 「思っていたのと違うサイト」ができるリスクがなくなる

お友達登録後に「テンプレート」と送ってみてください。また無料の診断も行っていますので、お気軽にご相談ください。


まとめ:Web制作は「分析」が9割

Webサイトのデザインは、魔法ではありません。 「誰に、何を、どう伝えるか」という戦略(分析)という土台があって初めて、デザインは力を発揮します。

「とりあえず綺麗にリニューアルしよう!」と動き出す前に、まずは一度、3C分析をしてみてください。 もし、分析の段階からプロの壁打ち相手が必要であれば、いつでもご相談ください。 御社の「勝てる戦略」を、デザインという形にするお手伝いをさせていただきます。

藤井
藤井

最後まで読んで頂きありがとうございます!!^^

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