ECサイト担当者の方必見!売れる商品画像デザインの秘訣

LP
藤井
藤井

f design office代表 藤井
Webデザイナー(4年)、Webマーケター(1年)、物販セラー(5年)
実務案件は4年で300件以上対応
Webデザインスクール講師、元塾講師

0、はじめに

この記事は約10分で読むことができます。

あなたはネットでショッピングする際に、どこを一番に見ていますか?
価格やレビューももちろん大切ですが、多くの人がまず目にするのは商品画像です。

実際に手に取って見ることができないECでは、画像の印象がそのまま商品の価値を左右します。「明るく鮮明で魅力的に見える画像」は安心感を与え、購入ボタンを押す後押しになります。

逆に、暗い写真や情報不足の画像は「品質が低そう」「信頼できない」と感じさせ、せっかくアクセスしても購入につながらない原因になります。

数々の調査でも、高品質な商品画像は購買率を大きく押し上げることが示されています。つまりECで売れるかどうかは、商品画像デザイン次第 といっても過言ではありません。

本記事では、基本的なポイントから実践的なデザインの工夫、売上を伸ばすための具体的な手法までを徹底解説していきます。

この記事を読めば…
基本のポイント
デザインの工夫
売上につながる工夫
実務に役立つツール紹介

がわかります。

ぜひ参考にしてください^^

1、基本のポイント

藤井
藤井

まずは基本から押さえていきましょう!
印象が大きく変わる大事な要素やで!

ECの商品画像デザインを考える際、最初に意識すべきは次の3点です。

1、明るさ
自然光やライトを使い、商品の色味が正確に伝わる写真を心がけます。暗い写真は品質が低く見える原因になります。

2、サイズ感
実際の大きさが伝わるように工夫することが重要です。比較対象を置いたり、使用シーンを撮影すると効果的です。

3、背景
余計な要素を省き、商品を引き立てる背景を選びます。白背景は定番ですが、シーン写真を追加すると世界観を伝えられます。ただし用途や使用するショッピングモールでの規定は要チェックです。

ショッピングモールでの規定に沿っていない場合は、商品画像を登録することができない場合があるので事前に十分確認が必要です。

サイト\項目サイズサムネイル形式画像枚数
Amazon1000px以上(長辺)でズーム機能対応、1600px四方〜推奨白背景で商品占有率85%以上JPEG・PNG・GIFに対応(アニメーション以外)画像を6点以上と
ビデオを1本以上
楽天市場最小500×500px、
最大3840×3840px(容量 2MB以内)
テキストの占有率20%以下JPEG・GIFに対応1商品20枚まで
登録可能
Yahoo!ショッピング最大3024×4032px (容量 2MB以内)白背景でテキストの
占有率20%以下
JPEG・PNG・GIFに対応1商品20枚まで
登録可能
藤井
藤井

1、飲食物はシズル感が命
2、視線誘導を意識して情報をレイアウト
3、色彩心理を活かす
4、スマホでの視認性の最適化

の順番で紹介しますね〜!

飲食物のEC商品画像デザインでは、何よりも「シズル感」を意識することが重要です。シズル感とは、思わず食べたくなるような臨場感を表現すること

ECでは味や香りを直接伝えられないため、視覚的に「美味しそう」と感じさせる工夫が売上に直結するのでレタッチや撮影の仕方を工夫する必要があります。

1、温かいものの湯気(鍋)

湯気なし
湯気あり

2、冷たいもの水滴(ビール)

水滴なし
水滴あり

3、カット断面や箸上げ(ハンバーグ)

カット断面や箸上げなし
カット断面や箸上げあり

4、躍動感を与えるチーズプル(ピザ)

チーズプルなし
チーズプルあり

画像をただ配置するだけではなく、ユーザーの視線をどう誘導するかを考えると、より効果的に情報を伝えられます。

目線誘導は心理的な効果を活用したデザインテクニックであり、情報をスムーズに伝達するために有効な手法です。

EC商品画像デザインにおいては、色彩の持つ心理的な効果も無視できません。
単なる見た目の美しさだけでなく、色が与える心理的な印象を戦略的に活用することで、
より説得力のある商品画像を作ることができます。

1、
食欲を刺激するため飲食系の商品に適しています。

2、
清潔感や安心感を与えるため、衛生用品、医療系の商品に向いています。

3、
自然や健康を連想させるため、オーガニック商品やサプリメントに有効です。

現在、ECサイトのアクセスの55.98%はスマートフォンから(※1)です。
そのため、PCで綺麗に見えるデザインだけでなく、スマホ画面でのユーザビリティーが高い商品画像に仕上げることが欠かせません。

具体的には、文字を大きめに配置し、余白をしっかり取り、商品の主役が小さくなりすぎないよう調整する必要があります。

また、サムネイル画像は検索結果や一覧ページで一目で内容が分かるように工夫すると、クリック率(CTR)の改善にもつながります。

(※1)経済産業省が発表した「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」

スマホでの最小フォントサイズ
画像サイズにもよりますが仮に700×700pxの画像では24px以下の文字は可読性が低く、内容をスムーズに伝達することが難しくなります。
またターゲットの年齢層によっても読みやすい文字サイズは異なるため、十分に考慮に入れる必要があります。

3、売上につながる工夫

ユーザーの共感や信頼を得るには、ただの商品写真では不十分です。
お悩み解決やレビュー、ストーリーを画像に盛り込み、購入を後押ししましょう。

ECで商品を購入するユーザーは、必ず何らかの「お悩み」や「課題」を抱えています
例えば、スキンケアなら「乾燥肌を改善したい」、キッチン用品なら「料理を効率的にしたい」といった具体的なニーズです。

商品画像に「使用前後の比較」や「お悩み解決をイメージさせるビジュアル」を取り入れることで、ユーザーは「自分に必要な商品だ」と直感的に理解できます。

単なる商品単体の写真だけでは、実際の使用感がイメージしづらいことがあります。そこで効果的なのが「利用シーンを見せる商品画像デザイン」です。

アパレルなら着用シーン、家具なら部屋に設置された状態、食品なら食卓に並んでいる様子を撮影することで、ユーザーは自分の生活に商品を取り入れた姿を想像しやすくなります。
これは購買意欲を刺激する非常に強力な手法です。

「売上ランキング1位」「〇〇アワード受賞」などの実績を商品画像に組み込むと、信頼感と権威性を一度に伝えることができます

ユーザーは購入時に「他の人が選んでいるか」を重視する傾向が強いため、こうした情報は購買の後押しになります。

実績や受賞歴をロゴやバッジの形で画像内に表示するだけでも、ブランド全体の印象を高めることが可能です。

ECにおけるレビューは、購入者が最も参考にする情報のひとつです。
テキストレビューだけでなく、実際の星評価やコメントをデザイン化して商品画像に載せると、閲覧中に自然と目に入ります。

さらに、写真付きレビューを活用すれば「実際に使用している人がいる」という安心感も得られます。
レビューを画像化することは、ユーザーの不安を解消し、購入の決断を後押しする効果的なアプローチです。

消費者は単に「モノ」を買うのではなく、その背景にある「ストーリー」にも価値を感じています。

生産者の想い、こだわりの製造工程、ブランドの歴史などを商品画像に盛り込むことで、ユーザーは商品に対して感情的なつながりを持ちやすくなります。

例えば「地元農家と提携して栽培されたフルーツ」や「職人の手作業による仕上げ」といったストーリーは、他社との差別化にもなり、長期的なファン作りにつながります。

★5のレビューはリアルではない?
商品の評価がいいに越したことはありませんが、★5の良いことばかりだとリアルさに欠け、
ユーザーからすると怪しさを感じることもあります。
★4や★3の意見も入れるとより誠実でリアルな声を紹介することができます。
※低評価はあえて入れる必要はありません。

4、実務に役立つツール紹介

文字入れ・バナー作成・テンプレート活用に最適

Screenshot

ワンクリックで背景を削除できる無料ツール

Screenshot

細かいレタッチや合成に強い。

Screenshot

コストよりクオリティ重視の場合はPhotoshopを活用すると良いでしょう。

5、まとめ

ECで売れるかどうかは、商品そのものの魅力だけでなく、商品画像デザインの工夫次第で大きく変わります。

明るさやサイズ感といった基本から、シズル感や色彩心理の活用、レビューやストーリーの訴求まで、画像一枚で「信頼」と「購買意欲」を高めることが可能です。

もし「自社の商品画像を改善して売上を伸ばしたい」「プロに任せて効率的に成果を出したい」とお考えでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。

ECに特化したデザインノウハウを活かし、クリック率・購買率を高める商品画像制作をご提案いたします。

藤井
藤井

最後まで読んで頂きありがとうございます!!^^

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